顎関節症
顎関節症とは？
顎関節症とは、口を開け閉めする際に顎関節から音がする、口が開けにくくなる、顎が痛いなどの症状が出る病気です。症状は主に食べ物を噛んだ時や、口を動かす時などによく見られます。また、顎が外れてしまう場合もあります。どの症状が出るかは人によって異なり、これらの症状のうち少なくとも1つ以上の症状が見られる場合には、顎関節症が疑われます。
さらに、これらの症状のほかにも、頭痛、首、肩・背中などの全身の痛み、めまい、耳鳴り、目の疲れ、鼻づまり、かみ合わせの不調、歯の痛み、飲み込みにくさなど、全身のさまざまな症状を引き起こすこともあります。
顎関節症の根本原因は？
顎関節症の根本原因についてお話ししますね。顎関節症とは、顎関節の内部にある圧力を分散する役割を持つ関節円板がズレることによって、顎に引っ掛かる感じや、こすれ合う音がする状態を指します。
顎関節症の主な原因は、睡眠時の歯ぎしりや食いしばり、日常生活中の頬杖、うつ伏せで寝ること、猫背などが関係しています。その他にも、顎の噛み合わせが悪いことや、緊張やストレスによる頬の筋肉の緊張、VDT作業による長時間同じ姿勢でいることが、顎に負担をかけることが原因となります。これらの要因が積み重なることで、顎関節症の症状が引き起こされることが考えられます。
こんなお悩みはありませんか？
顎が痛くて大きく口が開けられない
口を開けるとカクンと音がする
硬いものを噛むと顎が痛い
マウスピースを作ったが改善されない
顎が痛いのにどこに行っていいかわからない
上記のような症状がある方は、顎関節症の疑いがあるかもしれません。
痛みの原因となるのは、主に左右に偏った噛み癖がついてしまったり、噛み合わせが悪くなったり、睡眠中に歯ぎしりをしていたりすることです。最近では、若い女性の間で顎関節症でお悩みの方が増えているようですので、こうした症状が見られる場合には注意が必要です。
顎関節症に対する当院の考え
顎関節症は、歯の噛み合わせの問題だけでなく、精神的なストレスや自律神経の乱れ、生活習慣などによっても起こる可能性があります。実際に当院に来られる顎関節症の患者様からお話を伺うと、精神的ストレスを抱えていたり、顎関節に影響を与える生活習慣を送っている方が多くいらっしゃいます。
当院の考えとしては、生活習慣の改善とストレス緩和を目的とした施術を、適切な頻度と期間で行うことをお勧めしています。症状の軽減が期待できるメニューも複数ございますので、ご自身に合った施術を一緒に考えていければと思います。お気軽にご相談ください。
顎関節症はなぜ起こるのか？
顎関節症は、日常生活の中で影響を受けて発症することがあります。
一つは、パソコンなどのデスクワークを長時間行うことによって、上下の歯が接触し、顎関節に負担がかかってしまうことです。現代は、スマホやパソコンなどで作業を行う時間が増加しているため、長時間の同じ姿勢が原因となることが多いとされています。
他にも、普段の日常生活でのストレスを抱えることで症状が出てしまったり、就寝時の歯ぎしりや食いしばりによって顎関節に負担がかかることもあります。顎関節症は日常生活と密接に関係しているため、普段の生活を見直すことが症状の進行を防ぐことにつながる可能性があります。
顎関節症を放っておくとどうなるのか？
顎関節症を放置すると、顎の局部的な炎症にとどまらず、進行して全身に広がる恐れがあります。日常生活に支障をきたすことが増えていきます。長時間の会話、ガムを噛むこと、硬いものを食べるなどは、顎に負担をかけ、症状が悪化する原因となります。一番良くないのは、口を開けなくなることです。動かさずにいると、関節の可動範囲が狭まり、周りの筋肉などが固まってしまい、ますます口が開かなくなってしまいます。
顎関節症は、自然に回復することもありますが、回復しないケースもあり、最悪の場合、顎や歯を削ったり、関節の手術を行うことが必要になることもあります。
顎関節症に効果的な当院の施術メニューは？
顎関節症とは、口を大きく開け閉めしたときに痛みがある、口を開けた時に耳の前でガクッ、ゴリなどと音がする、口を大きく開けられない、縦に指3本以上入らないなどといった症状が出るものです。原因はさまざまありますが、歯のかみ合わせが合っていなかったり、精神的なストレスを抱えていたり、歯ぎしりをしていたりすることがきっかけで発症すると考えられています。
顎関節症の施術方法としては、主にセルフケア、理学療法、内服施術、スプリント（マウスピース）施術が一般的です。また、手術や歯並びの矯正といった施術もあります。
当院では顔の骨格ごと矯正する「ドライベット矯正」をお勧めしております。ドライヘッド矯正は、顔全体の筋肉を弛緩させ、骨や関節を正しい位置に戻す効果が期待でき、夜中の歯ぎしりや頭痛にも効果が期待できるとされています。
その施術を受けるとどう楽になるの?
その施術を受けるとどう楽になるのかについてお話しさせていただきます。
顎関節症は前述した通り、さまざまな原因があります。主に影響が大きいのは、自律神経の乱れやストレスです。ストレスの根本原因は人それぞれですが、施術を受けることにより、自律神経の乱れの緩和や、ストレスの軽減、患部自体の炎症や痛みを抑えることができます。
正直に申し上げますと、すぐに顎関節症の症状がその場でゼロになるかどうかは個人差がありますが、施術を継続することで、確実に症状の軽減が期待できます。症状が軽減してくると、日常生活もアクティブに過ごすことができるようになりますので、お悩みの方はぜひお早めにご相談ください。
顎関節症を軽減するために必要な施術頻度は？
顎関節症を軽減するために必要な施術頻度についてお話しさせていただきます。
東洋医学的にも、1～3日以内に症状が戻ってしまうことが多いため、1～3日以内にご来院されることを推奨しております。期間については、個人差がありますので、まずは症状があるうちは頻度多く通院してください。
当院は繰り返し通院しやすいシステムが整っておりますので、ぜひこの機会にご来院ください。心よりご来院をお待ちしております。
