不眠症Q&A
不眠症関連でよくある質問と回答①
Q 最近身体の痛さやだるさも気になるのですが、同じくらい眠りづらさも気になっています。
最初はただ眠りが浅いだけかな?と思っていたのですが、近頃は早く寝ても朝の目覚めがあまり良くないです。そのせいか近頃は集中力も安定しておらず、仕事に影響が出るだけでなく朝の通勤も怖くなってきました。なにが原因で眠りが浅くなっているのでしょうか?
A それはお辛かったですね。今のご質問者様のお悩みは、まさに不眠症と言われている物と同じ症状です。
現代社会で不眠症は年々増えています。数年前から日本はストレス社会と言われているだけあり、大小ありますが様々な所にストレスになりうる事があり、それが原因で不眠症を発症する方も多くいらっしゃいます。
さらにスマホやパソコンから発せられるブルーライトは脳に負荷をかけ、それが原因となる場合もあります。また、女性の方であれば生理中のホルモンバランスの変化によって不眠症が生じることもあります。
不眠症関連でよくある質問と回答②
Q そもそも不眠症とはどういうもなのでしょうか?
A 日本人は他の国々と比べて「不眠症」や「睡眠障害」などの【寝る】という事に対してのお悩みを抱えている方が多いと言われています。実際に周りを見てみても眠そうにしている方はとても多いのではないでしょうか?
「不眠症」についての定義は様々ありますが、大まかに言うとなかなか寝付けない・途中で起きてしまう・朝早くに勝手に目が覚める・深い睡眠ができないなどの睡眠に関する問題が1ヶ月以上続くことです。どうでしょうか?当てはまりますか?
人間にとって充分な睡眠は必要不可欠であり、不十分であると日常生活に多大なる問題が出てきます。集中力やお身体の不調、お肌のお悩みなど多くのお悩みがもしかしたら「不眠症」の可能性もありますよので、当院でもお気軽にお尋ねください!
不眠症関連でよくある質問と回答③
Q 最近目覚めた際のだるさが気になります。これは不眠症によるものなのでしょうか?また、不眠症にはどのような症状があるのでしょうか?
A 不眠症には「入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害」の4つのタイプが存在します。目覚めた際のだるさはこのうち、「早朝覚醒」に該当すると考えられます。
原因として、不眠症だけでなく生活習慣の乱れ・心的ストレス・うつ病によるもの・加齢なども関連している可能性があります。早朝覚醒は高齢者によく見られる症状で、加齢により体内時計が前倒しになることが主な原因とされています。また高齢になると、睡眠に関わるホルモンの一つであるメラトニンの分泌が低下します。その結果浅い眠りの時間が増え、ちょっとした物音で目が覚めてしまいます。不眠症は原因が一つではなくいくつかの原因が絡み合って発症するものだと考えられています。
不眠症関連でよくある質問と回答④
Q 夜寝つきが悪い、眠りを維持できない、朝早く目が覚める、眠りが浅く十分眠った感じがしないなどの症状が続き、よく眠れないため日中の眠気、注意力の散漫、疲れや種々の体調不良が起こってしまい困っています。これも不眠症なのでしょうか?
A 不眠症には入眠困難、中途覚醒、早期覚醒、熟眠障害の4つのタイプがあります。「入眠困難」とは、眠りにつくのに30分~1時間以上かかり、「眠れないこと」に苦痛を感じます。不安や緊張が強いときに起こりやすく、不眠のタイプの中で最も訴えの多い症状です。
「中途覚醒」とは、日本人の成人の不眠症状に多く、中高年や高齢者になると、より多くみられるといわれています。これは、加齢とともに眠りが浅くなったり、目覚めやすくなることが原因と考えられます。
「早期覚醒」とは、体内時計のリズムが前にずれやすい高齢者に多くみられます。うつ病の場合にも早朝覚醒は多く見られ、睡眠を誘導する「メラトニン」というホルモンの不足が考えられます。
「熟眠障害」とは、睡眠時無呼吸症候群など、睡眠中に症状があらわれる病気が関係している場合は、なかなか本人では気付きにくいケースがあります。ご自分がどのタイプの不眠症かを知っておくことも大切です。
不眠症関連でよくある質問と回答⑤
Q ストレスで不眠症になる原因と対処方法を教えて下さい。
A 疲れているのに眠れない場合、原因としてストレスが考えられます。ストレスが自律神経のバランスを乱すことから眠れなくなるのです。
自律神経は内蔵、代謝、体温といった身体の機能を24時間コントロールする神経のことです。この自律神経が乱れると心や身体に様々な支障が出てきます。「不眠症」もその内の1つです。
ご自身ですぐに行っていただける軽減方法は下記の通りです。
1.リラックスする
深い睡眠にする為には副交感神経を優位にする必要があります。その為には心身をリラックスすることが大切です。好きな音楽を聴く、リラックス効果のあるハーブティーを飲む、アロマを焚くなどがあります。
2.ツボを押す
ツボを押すことで精神を落ち着かせたり自律神経を整える事が出来ます。強い力で押すのではなく、気持ちいいくらいの力で押しましょう。不眠改善のツボとしては
・百会:頭頂部の中央
・失眠:足裏の踵の中央 などがあります。
3.寝る前にスマホやPCを見ない
スマホ、PCのブルーライトはメラトニンの分泌を抑制する作用があります。メラトニンは自然な眠りを誘う作用があり「睡眠ホルモン」と呼ばれます。寝る前のスマホ、PCの光で抑制される事で睡眠に悪影響が出ます。寝る前のスマホ、PCの使用は控えましょう。
その他、当院でも不眠症の軽減に対して様々なメニューをご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせください!