片頭痛
こんなお悩みはありませんか?
生活に支障が出るほど痛みが重い
吐き気や嘔吐を伴う
片側、または両側が痛む
光や音、匂いに敏感になる
脈を打つような拍動性の痛みがある
前兆として視界がキラキラと光る「閃輝暗点(せんきあんてん)」がある
視野が狭まる
たまにズキズキとした痛みが数時間続くことがあり、安静にしていると徐々に治まっていく
体のバランスが取れなくなる
腕や足から力が抜ける
体を傾けた時に痛みが増す
上記の症状に該当する方は片頭痛かもしれません。放っておくと重症化する危険があります。
片頭痛で知っておくべきこと
片頭痛で知っておくべきことは、片頭痛とは血管が急激に広がることで引き起こされる頭痛であるという点です。温めると逆効果になるため、冷やすことで痛みが緩和されます。
また、ストレスや睡眠不足、天候の変化、感覚への過度な刺激も片頭痛の引き金となり、痛みが生じることがあります。そのため、あまり体を動かさず、光や音などの刺激を避け、静かな部屋で安静にすることが大切です。
痛みが出た際には、カフェインを取ることも痛みの緩和につながることがあります。これは、カフェインに血管収縮作用があり、原因となる血管の拡張を収める効果が期待できるためです。
気になる方は、ぜひご相談ください。
症状の現れ方は?
片頭痛では、キラキラした光やギザギザの光が視界に現れて見えづらくなる「閃輝暗点」といった視覚症状が最も多く、90%以上の方に見られます。その他にも、チクチクとした感覚や感覚が鈍くなる症状、言葉が出にくくなる言語症状などがあります。また、特殊な前兆として、半身の脱力感や回転性のめまいを感じることもあります。
発作的な痛みは主にこめかみや目のあたりに現れ、片側に生じることが多いですが、両側に痛みが出る場合もあります。痛みは4時間から数日間続き、発作中には光や音、においに対して敏感になるほか、脈打つような拍動性の痛みが特徴です。
気になる方は、お気軽にご相談ください。
その他の原因は?
片頭痛は、発作的にひどい頭痛が現れ、数時間から2~3日間持続することがあります。原因はさまざまな要因が複雑に絡み合って引き起こされると考えられています。
主な要因として、ストレスやストレスからの解放、寝過ぎや寝不足、女性ホルモンの変化(月経周期)、天候や気圧の変化、肩こり、アルコール、光や音、匂いなどの刺激、体質や遺伝的な要素などが複合的に関与していることが多いです。
片頭痛は脳の血管が急激に拡張することで起こります。血管が拡張すると、周囲の三叉神経が刺激され、炎症物質が分泌されてさらに血管が拡張します。この拡張した血管が三叉神経を圧迫することで、脈打つたびに拍動性の痛みが生じます。
片頭痛を放置するとどうなる?
片頭痛を放置すると、さまざまな悪影響が生じる可能性があります。
まず、症状が悪化し、発作の頻度や強度が増すことがあります。これにより、日常生活や仕事に支障をきたし、生活の質が低下する恐れがあります。
また、片頭痛が慢性化し、月に15日以上の頭痛を伴う慢性片頭痛に移行することもあります。慢性化すると、治療が難しくなり、長期的な管理が必要になる場合があります。
さらに、片頭痛はうつ病や不安障害などの精神的な問題と関連していることがあり、放置することでこれらのリスクが高まることもあります。ストレスや不安が増すことで、さらに片頭痛が悪化する悪循環に陥る可能性もあります。
したがって、片頭痛の症状が頻繁に現れる場合や日常生活に影響を及ぼす場合は、早期に専門医に相談し、適切な治療を受けることが重要です。放置せず、早めの対処を心がけましょう。
当院の施術方法について
片頭痛について、当院の施術方法についてお話しいたします。
片頭痛は「血管拡張性頭痛」とも呼ばれるため、急性期には首元をアイシングします。血管が拡張すると拍動痛が生じるためです。
また、片頭痛にはストレスが大きく関わっていることから、当院では『ストレス鍼』や『全調整鍼』をおすすめしております。全調整鍼には、自律神経を整え、血管の拡張を抑える作用が期待できます。
別の話となりますが、片頭痛が筋緊張型頭痛と間違われる場合もあります。当院では問診と検査によって判断いたしますので、頭痛の種類がわからない場合は、ぜひ当院にお気軽にご相談ください。心よりお待ちしております。
改善していく上でのポイント
片頭痛を改善していくためには、なるべく身体的なストレスを少なくすることがポイントです。片頭痛の予防や軽減のためには、十分な睡眠を取ることが大切です。また、大きな音のする場所を避けたり、光の刺激が少ない場所で過ごすことも心がけましょう。ご自身で身体をリラックスさせる方法が分からない方は、当院にご相談ください。
ストレスを完全になくすことは難しいですが、なるべく溜めないように心がけていくことが大切です。頭痛が起こった際には患部を冷やしたり、症状がひどい場合はお薬を使用するなど、早めの対処を心がけましょう。その他、ご不明な点があればいつでもご相談ください。